門徒さんの歩み「無根の信」やその喜びについて、、。

門徒さんの歩み「無根の信」やその喜びについて、、。
昨夜、門徒さんとの電話で感動しました。以前はお寺や教えにあまり関心もなく、お寺に足運ぶ事はあまりなかったと本人のお話しでした。ところが、その心が少しずつ変わり始めたと実感し、お寺を心の拠り所に感じるようになってきた、と昨夜のお話しを聞いて心を打たれました。

本人が、仏さんのお声がどのように聞こえてくるか?私には聞こえて来ない、と住職の私に問いかけてくれた。
このような問いが心中に生まれてきた事は仏さんの呼びかけがあなたのお心にもうすでに届いている証拠だよ、と伝えた。

どのように信心を得れるのか、その不可思議なはたらきに出遇いたいと心中から生まれてきた願いは正に「無根の信」そのものです。

「無根の信」は、浄土真宗の親鸞聖人が説いた言葉で、自身の内部から生じるものではなく、如来から与えられる「他力」による信のことです。これは「まことの信心」とも呼ばれ、自己の欲望や行いに依るのではなく、仏の救いをそのまま受け入れるものです。

「根がない」とは、仏の力によって与えられるため、自分の能力や功績といった「根拠」がないことを意味しますが、これを学問として学んだ時、私も素直に受け容れなかったです。

門徒さんの歩みを共にさせて頂いて、初めてその意味を知る事ができました。本当に有り難い事です。

このようにしてごえんさんに色々と問いかけてくれる門徒さんがいるのは恵まれています。
住職になれてよかった!と喜びを感じる今です。