うずらに教えられたいのちの法則

並うずらの卵はよく知られていても、その卵を産んでいる鳥を、見たことがないという答えがよくあります。不思議ですね。
スイスやドイツでは、Japanische Legewachtel として知られていますが、japanische という意味は、日本のうずらを指しています。

うちの前に、「うずら飼ってみませんか」とチラシを置いてあるから、今朝も問い合わせがありました。実は、ペットショップではあまり手に入らないから、自分で孵化するしかないですが、孵化するのに、孵化機が必要であり、その機械も安くはないので、ちょっと難儀ですね。

私も、本来はペットとして飼い始めたのですが、うずらは人間の在り方そのものを教えてくれるな、と何回も驚いたことがあります。

ウズラを育てることによって得られたいのちの法則についての気づきを少し書きたいです。

好き嫌いが激しくて、妬いてしまったりもします。相手が気に入らなくなってしまう時は殺す事も珍しくないです。

あるオスうずらの色は白でしたが、その色は、自分の色と違うと認識して、自分と違うものは攻撃します。人間のスキンカラとよく似ていますね。いわゆる人種差別です。

人間と同じく、気が合う、合わない問題が出て、怒りや恨みの感情も、縁のもよおしによって湧き起こってくるもので、人為的に起こせるものではありません。

うずら達に気づかされる事は本当にたくさんあります。

不思議な力によって生かされている事、いのちの源は、生き物は皆同じで、この命が終わったら、もとのいのちにかえる、とうずら達に貴重な事を教えて貰いました。

ここまで深くウズラを通していのちの営みを観察することで得られた具体的な体験からの思いを文章に定着させることが大事であると師匠に教えられました。

人間関係のぶつかり合いから学び得る事が沢山ありますが、人間同士に限らず、植物や動物にも貴重な事を教えて頂けると改めて気付きました。本当に有り難い事です。
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