今日はスイス・パスポートの切り替えで東京のスイス大使館を訪ねました。昔は大阪に領事館があり、便利でしたが、今は東京まで行かないといけなくなりました。
実は、今日は新しい尺八(八寸)を持ってきています。新しい尺八の音色を楽しみながら、新芽の景色に癒されています。
先日新しい尺八との出会いを求めて尺八製管師の小林一城先生のお宅に伺った時、一尺八寸管を見せていただきました。高級管も含めて見せていただきながら、時間をかけて選ばしてもらいました。私一人には知識もまだ浅くて、高額なものだからこそ、師匠の吉村先生のご意見も貴重でした。風邪ながらも、わざわざ来て頂いて、私も心強かったです。
今日も草原でかなり吹きましたが気持ち良く吹くことができて新管とは思えない一体感を味わいながら吹くことができて喜んでいます。小林先生のお話によると、竹材も珍しくて、特別な作品だと言う言葉でした。
I’m playing the Shakuhachi to praise the heart of Buddha 、仏を賛美する為尺八を吹いている、という気持ちです〜 この尺八はまだ名前ないですが、もし何か良いアイデアあれば、提案を宜しくお願いします〜
私:
茅原先生、暖かいコメントをありがとうございます。 出会ってから、もう10年になりましたね。初めての尺八レッスンで、茅原先生のお宅を伺った時はまだよく覚えています。最初、音楽の世界に全く自信なかった私だったから、尺八は興味あっても、三日坊主になるのではないか、と自分の心配でした。しかし茅原先生の優しいご指導で少しずつ自信が付いて、尺八好きになりました。茅原先生のお陰です。茅原先生と縁がなかったなら、今の私も、尺八とは出会っていないでしょう。言葉では言い表せない、感謝の気持ちです。信じて頂けるのは、一番の幸せ、喜びです。心より感謝しています。
吉村先生より:
今日はスイス パスポートの更新無事終了して良かったね。やはり国籍と言うのは、心の一番拠りどころになるものだと思いますから、これで一安心です。
私も東京のスイス大使館に電話したりホームページで調べてみたりお手伝いさせていただきました。
さて、早速に新入り管と一体感を感じながら楽しんでるみたいで私も喜んでます。
ジェシーが、新しい尺八との出会いを求めたいので小林一城先生のところを訪ねたいと言われたときは、私は少し戸惑いました。既にオーダーで作った延べの一城銘尺八の一尺八寸管を持っている訳ですから、単に新しい出会いとは言っても、結果的には当然更にいいものとをと言うのに繋がるとこれまでの経験からそう感じました。
そのため、今回は急な話しでしたので、高級管も含めて完成品から選ばせていただきました。
かなりじっくりと時間をかけて選ばしてもらいましたが、結局は、最初にジェシーがこれがいいみたいと選んだものが私もいいと思いましたので、迷いなく決めることができましたね。
実に素晴らしい尺八と巡り会えたと思います。幅のある豊かな響きは説得力があり人の心に響くものを感じましたし、ここ最近はジェシー自身の吹奏力が向上しており、楽器のポテンシャルをグッと引き出す力は既に私には真似できないものを感じております。
また、竹材も本当に素晴らしいもので多くは書きませんが、竹材の段階から既にレジェンドを感じさせる特別な尺八だったこともあり、ジェシーとのこの出会いは、彼女のより一層の飛躍を予感させるものを私は感じ取りました。
多分、何事もそうだと思うのですが、上を向いて口を開けてるだけでは何も落ちては来ないですよね。今回の出会いは彼女自身が求めて行動したからこそ、出会えた結果だと思うます。
正に縁を感じました。
今度は、新入り管に相応しいいい名前との出会いがあればいいですね(^-^)