「本当にそうか」という、問い返されていく学びを大切だに、、

「坊守」とは、真宗の世界だけで使われる呼び方でしょうか?
The Bou-mori is the wife of the Jushoku、と英訳で表現されています。
旦那さんの信ずる道をともに歩み、住職を支えていく、。
お寺の運営や布教活動、お参りも含めて、お寺の重要な役割を担っていると言えるでしょう。坊守さんは確かに女性のイメージですが、数少ないながら、男性坊守さんも増えてきました。ただ、女性ばかりの世界には少し入り辛いでしょう。

役割分担は寺院によって多少異なるでしょうが、女性だからこそ力になれるところがあると私は感じています。勿論性別にかかわらず、その人の持っているもの、それを生かすのが大切です。住職があまり表に出ないで、坊守さんの方が積極的になっているお寺も沢山あります。

今日は岡崎教区坊守会「若坊守研修会」で沢山の坊守さんにお会いできて嬉しかったです。一人一人がお寺背負っている存在であると感動しました。

坊守さんはお寺の魂である、そのように感じる寺院が今まで多かったです。坊守さんは住職を支えてくださるからこそ、住職は自分の役割に専念できるでしょう。

一人で全てに対応しなければならない住職はかなり大変と思います。共に支えているお寺であり、住職や坊守だけではなく、役員や門徒さんこそが支えて来られるた、長い歴史があります。

これからお寺を支えてくれる次の世代にバトンタッチをしていかなければなりません。それは住職や坊守だけではなく、門徒さんこそはバトンタッチが重要でしょう。

今日の坊守研修会のチラシでは、「本当にそうか」という、問い返されていく学びが大切だと、書いてありました。自分自身の姿は勿論ですが、教えに触れ合った行く姿勢も問われています。

お寺を見守って貰いたいバトンタッチのみならず、教えを伝えていかなければなりません。そうでなければ、お寺はいつの間にか、ただの建物になってしまう。

生きた教えに出遇える場、その意味を見失ってはならない。
高雲寺住職として責任を感じながら、頑張って歩みたいと思います。
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