京都薫習庵尺八教室の開講ができて、本当に嬉しいです。
師匠の吉村蒿盟先生に色々応援して頂いて開講できたことに、心より感謝しています。
それと同時に、大きな責任も感じています。これからは私の使命として、一人でも多くの人に、尺八の魅力を伝えていきたいと思います。
スイス人として、日本で伝統的な尺八を教えるのは、実は、最初は少し違和感もありました。しかし、私はスイスで数年の間、道場長として空手を教えたキャリアもあり、基本的に人を指導するのは好きですので、不安とともに自信もあります。
どんな国籍であっても、自分の好きなものを人に教えるのは素晴らしい事だと思います。もちろん、カルチャーギャップもあるとは思いますが、却って、それによって、新しい発見もあるのではないかと思っています。
外国人として、素晴らしい伝統文化である尺八に、一人でも多くの日本人にもっともっと振り向いて欲しいと思います。これからの道を楽しみにしています。
写真は、先日、京都池坊会館悠々でいつもお世話になっております市川先生の「長月の会」で新青柳を演奏したときのものです。
暗譜で通しましたが中々ノーミスで吹くのは難しいです。でも楽譜から離れて音の世界を楽しめる世界を楽しく感じた演奏でした。