不安な感情を事実として受け止めていく力を与えてくれるのは宗教の力であり、教えからの呼びかけである。
The life of a truly religious person is a continued self-reflection into self. The deepening of our own faith.
本日は長浜教区第22組婦人会、慈榮寺にご縁を頂きました。
今日は死別の悲しみに向き合っている方もいて、少しお話しを聞かせて頂いて嬉しかったです。
『死別の悲しみ』にいかに向き合うか、のは私たち僧侶にとって大事なテーマの一つです。
苦しみや悲しみは乗り越えるものではなく、その意味を問いかけるものです。法華経には悲しみを大切にすることが悟りにつながるという教えがあるそうですが、全てはご縁となり、新しい世界が見えてくる事もあります。
私こそは、母の安楽死が無ければ、僧侶になることもなくて、お念仏の教えに出逢わなかったでしょう。
仏教では一切皆苦であり、悲しみも苦しみである。そこに良いも悪いもないです。
悲しみ(苦しみ)を抱えながら、受け止めながら歩み続けることを教えてくれるのは宗教の力でしょう。
We need to discover the reality of Amida’s working in our life.