「初に名号あり」
「Am Anfang war das Wort des Grundwollens 」
安田理深は「本願」をドイツ語で「Grundwollen」根本の要求、根源の要求と表している。

始めに言葉ありき
新約聖書「ヨハネによる福音書」創世は神の言葉(ロゴス)からはじまった。 言葉はすなわち神であり、この世界の根源として神が存在するという意。

「Wort des Grundwollens 」にある「Wort」はここでお念仏をさしている。
始めに言葉ありき、その言葉は「南無阿弥陀仏」なり

ドイツ語で書き表してくださる安田理深の表現力は興味深いものです。

浄土は他に行くのでなく、新しい生であるが、同時に、それは元の自己にかえる意味
Reines Land は Heimkehren の意味、人間の Heimat は存在である。
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