この一年もまたあっという間に過ぎてしまい、残りが後わずかになりました。
本年は沢山の出遇いをさせて頂いて、いつも応援してくださっている皆さんに心より感謝しています。
2023年は色々な地域のお寺にお参りし、お話しをさせていただきました。貴重なご縁を頂いて嬉しさと共に恐縮しています。
2023年は中央声明講習会で別科に進級ができ、大きな目標を達成しました。准堂衆にまた一歩近づけたのは大きな励みになりました。
2024年も声明のお稽古に励み、外国人であっても僧侶として恥ずかしくないお勤めを目標にしています。
いつもお勤めを実践させてくださる圓徳寺住職や佐藤淳先生には心より感謝しています。お陰で葬儀や法事のお勤めにも慣れてきました。
真宗教学の方は最近安田理深の表現に魅力を感じ、レベルが高くても、安田理深の本に挑戦しています。安田理深はよくドイツ語で表現されているところが特に面白いです。真宗用語を外国人に説明する時はどのように表現すれば良いか、考えなければなりません。いつか補導の役に付く事になれば、英語やドイツ語で真宗の教えについて話せるようになりたいです。
安田理深が、
「浄土は他に行くのでなく、新しい生であるが、同時に、それは元の自己にかえる意味,Reines Land は Heimkehren の意味」
「Neues Sein にかえる」これは歩むべき道であるに違いない。Neues Sein はどの Sein になるでしょう、。
真宗の教えを学ぶのは簡単な事ではないですが、色々な人に教えて頂き、いつも導いて頂いているのは大変有り難い事です。年末に久しぶりに藤井善隆先生にお会いしたのですが、先生が本願について熱く語ってくださったのは特に印象的でした。
善知識との出逢いによって見えてくるものがあります。
善知識は師一人の存在とは限らず、日常生活に出逢っている全てのものです。それに気付くかどうでしょうね。
「By listening, we come to see the teachings in our everyday life, all around us. Everyone and anything can be a teacher to us, if we have the heart and mind to listen, and to learn, and to receive. 」
仏さまが私に願いをかけてくださっている。日々お念仏と共にその願いに触れて生きる。真宗に出遇えてよかったな、とつくづく思います。
2024年1月1日午前0時から山雄先生の以速寺で新年の法要お勤めする事になりました。本堂で新年のお迎えを楽しみにしております。