まだ正式に住職になっていないですが、今日は高雲寺で初めて住職の席に座らせて頂いて、共に前住職、浄雲院 釋了勝、百箇日のお勤めをさせて頂きました。
初めて門徒の方々と触れ合う事を少し緊張しましたが、皆が心暖かく受け容れてくださり、大きな喜びを感じました。
前住職、釋了勝 が高雲寺を十八年に渡り、心熱く導いてくださり、寺報「高雲寺だより」に法語の解説を分かりやすく伝えることを心がけておられました。自分が今いただくお念仏をどう言葉にするかが、毎日掲示板の法語となり、門徒の方々の導きとなりました。
本当のご住職を迎えたい、高雲寺の念願が叶い、釋了勝が入寺され、また高雲寺の発展にご尽力されて来られたこと、正に貴重な仏縁となりました。
門徒の方々を温厚であたたかい優しい眼差しを向けて、導いてくださり、信心の道を歩ませてくださりました。
「前に浄土の歩みをなし浄土に生まれた者は後の人びとを導き
後に生まれこの道を歩もうとする者は前に歩んだ人を訪ねる」
という言葉が好きですが、
住職は諸仏となって、これからも私たちや高雲寺を導き、私たちの心の中に生き続けてくださると信じています。