本日船場山高雲寺第二十七世住職に任命され、正式に住職となりました。

住職になれたこと、あり得ない、有り難い、不思議なご縁です!
これは私の歩むべき道である、身を置ける場を与えて頂いて、本当によかった!

本山でこの三日間の住職修習はとても印象的でした。修練はどちらかというとかなり寂しい期間でしたが、住職修習はそれと全く違う雰囲気であり、今までになかった深い感動を味わえた。住職になる人との交流、一人一人が抱えている不安や課題、聞き合い語り合いの中、多くの共通点を感じ、親近感が沸きました。

どんなお寺にしていきたいか、またお寺の活性化について色々話し合えて、とても有意義な時間になりました!これこそはサンガだな、と初めてサンガを味わえた喜びを感じました。

住職として自らの課題を見つける事が大切だと感じましたが、一人ではなかなか気づかないものです。共に歩んでくださる法友や、善知識として導いてくださる善き師、それがなくてはならない。親鸞さんの時代とは全く変わらない。親鸞さんの教えは自分にとってどういう教えなのか、確かめていくのが願われている。その願いは同時に問いかけです。

しかし、ここまで来れたのは、今まで導いてくださった人がいるお陰です。所属寺院として受け容れてくださった、浜口和也先生、あなたには心より感謝しています。なかなか分かり合えない時もありましたが、常にこんな私を信じて、支えてくださいました。

これからは独り立ちして、住職として高雲寺を支えていかなければなりません。大きな喜びと共に、役目をちゃんと果たせるかの不安もあります。誓願寺で学んだ事を忘れずに、真宗大谷派、初の外国人住職として、しっかりと歩んでいきます!

総代さんや役員、門徒さんに育てて頂きながら、高雲寺を出遇いの場にしていきたい、教えに出遇える場、また、人と出遇える場、自分自身に向き合っていける場、
この気持ちを住職修習、抱負と決意で、総代さんの前に頭を下げながら伝えさせて頂きました。

住職になれたこと、あり得ない、有り難い、不思議なご縁です!
これは私の歩むべき道である、身を置ける場を与えて頂いて、本当によかった!南無阿弥陀仏

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