今日で准堂衆補という、大きな目標に到達しました‼ 発音の面では母国語でない日本語で、色々とハードルがあり、師匠に指摘をして頂きながら自分の課題を少しずつ意識できるようになりました。

准堂衆補と言っても、これからの学びであるという事はよく分かっていますが、ここにたどり着いた事に、本当に大きな喜びを感じています。師匠をはじめ、沢山の人々に支えて頂いたお陰です。

得度するご縁を頂いたのに、お勤めもできない外国人に思われたくなくて、声明の個人レッスンを受け、最初に教えて頂いた師匠に明るく接して頂いたお陰で声明が好きになりました。
学院で声明のお稽古はありましたが、直接師匠にご指導を受けないと自分の癖を直すのは難しいでしょう。

そこで中央声明講習会の事を知り、挑戦してみたいという気持ちになりました。『挑戦』とはちょっと甘い考えだったかも知れませんが、自分自身のお勤めを磨いていきたいという気持ちでこの道に入りました。
中央声明講習会の講師や仲間には親切に受け容れて頂いたこと、心より感謝しています。

最後の日に知りましたが、私がこのクラスで一番の年配者だったこと、5年前の本科一回生ではまだ教師資格が無かったのは私一人で、、今は住職になっているのは私一人でした!

今日で別科二回生が終わり、この5年間を振り返って、共に歩んでくださった仲間からも沢山学べるものがありました。
特に女性の声明は中央声明講習会を受講するまであまり聞く機会が無く、本科一回生から一緒だったお二人の女性からは学べるものが沢山ありました。
声の音色はその人独特のもので、比べて真似したくても無理があると思います。むしろ自分の持っているものを磨いていく意識が大切だと私は感じています。私にしか持っていないこの声でベストを尽くして行くことです。

声明の世界は本来男性が中心となっている世界ですが、これからは男女一緒でのお勤めが一つの課題であるのは確かです。音域や声の質も違うのでお勤めも男性とは少し違った表現になります。

昔からの形を重んじながらも、これからは少しずつでも、女性も共にお勤めできるようになることを願っています。
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