今日は岐阜高山で真蓮寺同朋大会があり、同朋大会テーマを今回の慶讃テーマ「南無阿弥陀仏、人と生まれたことの意味をたずねていこう」という演題でお話しをさせて頂きました。

その中で「今いのちがあなたを生きている」との呼びかけをどういただいているか、「南無阿弥陀仏」の上に開かれる、人と生まれたことの意味について今現在実感している事について、パワーポイントを使用しながら述べさせて頂いた。

歩みの中、何を求め、模索 しているのか、どのようにして仏教・真宗に出遇い、どこに惹かれたのか、自らの歩みについての話しでした。

救いとなった真宗でありながら、自分の疑問や問いを大切に感じ、これからも持ち続けたいと思います。宗教は求めるべきものであり、疑問に感じている事を申さなければ、心の拠り所になれないのでは、と思っております。ものを申せ、と蓮如上人の促しでもあります。

特に現代では、家の 宗教として縁のある真宗を、自らの選び・自らの信仰・宗旨としていただいているということ は稀であるように感じる、と三島さんのお話しでした。

同朋会運動の願いとして「家の宗教から個の自覚へ」と叫ばれる通りです。どのようにして、家の宗教としてご縁頂いたものは、心の拠り所になれるのか、これは一つの課題でしょうね。

私は自分の道をどのように求めて、真宗の救いをどのようにい ただき、頷かれているか、また今でもどの疑問や課題を抱えているのか、この道を沢山の人に応援して頂いている事は何より有り難い事です。

この私の上に立教開宗、念仏の教えに立って、この身にその教えの心を開いていくがあって、はじめて、人と生まれたことの意味が確かめられていく、と三島さんが自らの思いを語って下さりました。

本日の会場は高山市民文化会館のホールで、多くの門徒さんや関係者が聞きにきてくださり、未熟な私ながらこのような場でお話しや演奏する機会を頂いたことに深く恐縮しています。音響もよく、気持ちよく尺八やお箏の演奏をさせて頂きました。貴重なご縁を頂き心より感謝しております。

終わった後には高山別院までご案内をして頂いたのですが、別院の立派さに圧倒されました。信仰の熱い地域である事が身に染み入る程伝わってきました。

写真は住職の三島さん、お箏奏者の茅原さんとスリーショットです
IMG_1269

IMG_1311

IMG_1273

IMG_1234