「今いのちがあなたを生きている」は私を僧侶として歩ませた言葉ですが、考えれば考える程深めていく不思議な標語です。
最初に出遇った時は、母の安楽死がご縁となり、自ら死を早めてはいけない、命は自分のものにしてはいけない、と頷けました。

しかし最近は「今いのちがあなたを生きている」のは私自身への問いかけとなり、自分自身の内にはたらいている不思議な力をもっと意識するようになり、有り難く感じるようになりました。
母はご縁とはなってくださり、この道に出遇わせてくれたのは確かです。しかし、これからは自分自身の課題としてこの標語に出遇って行きたいと願っています。

今日は珍しく、京都にある伏見別院でお話しをさせて頂きました。明るい方ばかりで、素敵な時間を頂きました。伏見別院は得度したばかりの時にご縁があり、声明の勉強会に参加させて頂いた事あります。
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