今朝、スイスの新聞に載った記事ですが、真宗大谷派と課題が似ているな、と感じました。女性住職が誕生してからもまだあまり時間経っていないです。女性住職の方々は、何か偏見を感じているのでしょうか?

新聞記事のアンペニックさん(70)はカトリックの修道司祭の叙階を受けて、聖なるミサを行っている姿です。
世界中に彼女のような女性が増えていますが、残念ながらローマやカトリック教会では、女性の神父(司祭)を認めていません。 
それでも彼女は、自身の歩むべき道であると感じ、諦めませんでした。
しかし、コミュニティでさえ、彼女はまだ皆に認められていないのが実状です。
アルバニア、台湾、スイスなど、世界中にペニックさんのようなカトリックの神父がますます増えています。すでに全部で256人となっています。Bischöfinnen der Women’s Ordination Conference (WOC) によって任命されたそうです。ミサ定期的に参加する村の方々は彼女の神父を誇りに思っているようです。
「アンがサービスを行っているとき、それは特別でユニークな雰囲気です。彼女のお話しは素晴らしく、彼女は男性の司祭とは異なる視点をもたらします」と、サービスの多くの長年の出席者の1人であるヘンリーの意見です。
それにもかかわらず、女性牧師に対する差別的な感情がまだ根強く残っています。女性住職の立場は如何でしょうかね? 女性住職を受け容れてくれる門徒さんはまだ少ないでしょう。門徒さんだけではなく、真宗大谷派で、男性僧侶の方々でさえ、女性住職に対する違和感のある方が少なくないでしょう。
声明の世界では、「男声明」という表現が残っています。男女でのお勤めは、大谷派でも大きな課題であると、私の個人的な意見です。
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