・釋萌海便り

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役に立たなくていい

「役に立たなくていいです。人は何かの役に立つために生まれてくるのじゃないのです」という法語はあります。 しかし、こんな事を本当に受け容れるのはどれほど困難か、最近身に染みいて感じています。役に立たない自分を受け容れる事は […]

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何故そんなに死にたいか

安楽死を行う1時間前の母の写真です!老いていきたくない、これからは下り坂しかないから、もういい!とは彼女の最後の言葉でした! 来週の木曜日、10時に死にます!立ち合いますか、と! 今振り返ってみると、彼女のわがままな決断 […]

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得度するにあたって、、

得度を望んでいた私には、何回も次のような発言ありました。「あなたには得度する必要がありません!」どうして私に得度する必要がないと決めつけれるでしょうかね? 最初、声明を少し教えて頂いた前住職の方が私を寺院に連れて行ったら […]

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お寺は死者と出遇える場所

お寺は死者と出遇える場所、その場所の大切さを思い知らされました。称名寺との出遇いは私の心に深く響きました。何が、と聞かれたら、即答できませんが、先程に師匠に、お寺は死者と出遇える場所、と言う話しを聞かせて頂いて、称名寺の […]

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圓徳寺の報恩講

圓徳寺の報恩講は無事に終わりました。今日は門徒さんと一緒に「信心って何」と言う事について考えて頂きました。知識もない私で、教えについて説く事はできません。一人一人が自らの中大切にして欲しい問いだと思います。答えも人によっ […]

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『氷山の一角』

「自分たちの見ている世界を『氷山の一角』だと認識することが、実はとても重要なのだ」 お念仏の隠れた大きさを発見しなければ、親鸞さんと同じ感動は味わえないでしょう。今の私に見えているのは氷山の一角にしかすぎません。親鸞さん […]

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「ただ念仏一つだけでいい」?

「ただ念仏一つだけでいい」、という法然上人の言葉ですが、それは何もしなくていいと誤解を招かないでしょうか? 明恵さんは観想念仏 心の中に仏の姿や功徳を念ずることを重要と見ていました。法然さんと親鸞さんは比叡山で修行され、 […]

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「生徒の問いを自分の問いにする講師」

は講師の在り方として素敵だと思います。講師だからと言って、全ての答えを持っている訳ではありません。生徒の問いを自分の問いにして、共に感えて、歩んでいく事が大事だと思さいます。今の教え方は、講師からの一方通行で終わっている […]

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皆さんは自らの疑問をぶつけますか?

 日本では、疑問を感じても、質問してはいけない印象を何回か受けました。今通っている真宗学院で、質問された講師は困った顔される方もいます。真宗の教えについて真剣に勉強したら、疑問が湧くことも当然です。理解を深めていくのに必 […]

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南無阿弥陀仏

母が、老いていきたくない事を理由に、安楽死を独断し、頂いた貴重ないのちを無駄にしてしまいました。  元気な身体だけではなく、老いてゆく自分の身体対しても尊敬の念が必要です。 もうできなくなった事ばかりを思って嘆くありかた […]

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